ワンコインで市内を周遊「新潟市観光循環バス」

今回、第12代にいがた観光親善大使の市野瀬さんとご紹介するのは「新潟市観光循環バス」

水族館や博物館、美術館など、新潟市内を約1時間かけて1周するバスは、1日に数カ所の観光スポットに行きたい人にピッタリ。上手に活用すれば効率的に観光を楽しめます。

まずは、新潟駅前バスターミナルの窓口でチケットを購入。都度、支払いもできますが、「1日乗車券(500円 / 大人)」を使えば1日中乗り降り自由なので、お得に観光を楽しめます。利用する日を削ったら、降車時に乗務員に見せるだけと使い方も簡単。さらに、対象店舗で使えば、割引やプレゼントなどの特典を受けられるのも嬉しいポイントです。

ラッピングバスは2種類で毎日交互に運行します。

この日、市野瀬さんが乗ったバスのラッピングは、新潟市出身の漫画家・小林まことさんの「ホワッツマイケル」。

車内には、主人公の猫「マイケル」がたくさん!チャーミングな笑顔が旅を盛り上げてくれること間違いありません。

新潟駅前

バス : 11分

白山公園前

上古町商店街

まずはカフェやレストラン、古着屋など新旧問わず個性的なお店が混在する「上古町商店街」へ。

今回、市野瀬さんが訪れたのは「hickory03travelers」。「日常を楽しもう」というコンセプトの元、デザイナー集団が手がける雑貨店です。

店内には、アクセサリーや雑貨、お菓子といったオリジナルデザインのアイテムを始め、全国から厳選された商品などがズラリ。新潟ならではの商品もあるのでお土産選びにもピッタリのお店です。「hickory03travelers」は1日券の特典対象店舗の一つ。会計時に割引を受けられるので提示をお忘れなく!

市野瀬さんは、市内を走る路線バスのシートを発見!こちらは、過去にアートプロジェクトで使用したバスの座席をソファーとして使っているそう。訪れた際は、hickory03travelersならではの遊び心にも注目です。

続いて姉妹店「SAN」へ。

こちらは「訪れた人にワクワクしてほしい」という想いの元、2021年にオープンした複合施設です。

築百年の町屋をリノベーションした店内には、花屋やカフェなどが入ります。展示やPOP UPイベントが行われることも。

棚に並ぶのは、hickory03travelersがデザインを手がけた「浮き星」。地元企業とタイアップした商品で、SANには約80種類、全てのバリエーションが揃います。朱鷺や萬代橋、稲穂や三角だるまなどが描かれたSAN限定商品も必見ですよ。

1階の喫茶UKIHOSHIでは、全てのメニューに「浮き星」がトッピング。あられと砂糖でできた上品な味を、スイーツで楽しんでみてはいかがでしょうか。

SANではレンタサイクルの貸し出しもあるため、古町散策の前に立ち寄っても良さそうです。

白山公園前

バス : 14分

西大畑坂上

砂丘館

次に向かったのは「砂丘館」

昭和8年に建設され、8代から37代までの支店長が居住した日本銀行新潟支店の支店長役宅です。それまで役宅は西堀にありましたが、移転を機に西大畑に新しく作られました。現在は一般向けに開放されていて、当時の様子を見学できます。

本格的な書院造りが特徴的な2階の客間。かつては、賓客のもてなしの場として使われました。

奥に進むと、西掘から移築された蔵があります。役宅は火災時に支店が代行できるよう配慮されていて、併設している蔵も金庫として使われることが想定されたそう。現在はギャラリーになっています。

レトロな応接間や、庭の見える和室で楽しめるカフェメニューも人気の一つ。

こちらでも1日乗車券が活躍。コーヒー(500円)が200円引とお得に注文できます。

歴史を感じる空間で飲むコーヒーは格別!まるでタイムスリップしたかのような気分になれますよ。

「砂丘館」周辺は、明治以降の洋館が残っていて散歩にもオススメ。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

西大畑坂上

バス : 8分

旧小澤家住宅入口

旧小澤家住宅

お次は、「旧小澤家住宅」へ。「みなとまち」文化を語るには、欠かせない場所です。

屋敷を囲むのは、かつて打ちこわしに遭ったため造られた高い板塀。黒塀からは見越しの松がのぞき、みなとまちの風情を感じさせます。

江戸時代後期から活躍していた商家・小澤家の店舗兼住宅は、旧新潟町に現存する町家では最も古いものの一つで、新潟市文化財にも指定されています。約500坪の広大な敷地には、長い通り土間や、主屋、離れ座敷、蔵などが残されていて、当時の様子を見学することができます。

賓客用の座敷は、美しい庭を一望できる造りに。海をイメージして作られた庭には、点在する島があり宮城県の景勝地、松島を想像させます。春は藤やサツキ、冬は雪など季節によって違う表情を楽しめますよ。

この他にもみどころはたくさん。時々、開催されるイベントも見逃せません。

今回巡ったお店や観光スポットは全部で4箇所。計画次第で、もっとたくさんの場所を観光できるかも。新潟を訪れた際は「新潟市循環バス」を使って、旅をもっとスムーズに、さらにお得に楽しんでみてはいかがでしょうか。


INFORMATION

新潟市観光循環バス

HP : http://www.city.niigata.lg.jp/kanko/kanko/kankobus/kankobusnitsuite.html


hickory03travelers

所在地 : 新潟市中央区古町通3-556
電話 : 025-228-5739
営業時間 : 11時〜17時
定休日 : 月曜日 (祝日の場合は営業、翌日火曜日)
HP : https://arekore000.com/


SAN

所在地 : 新潟市中央区古町通3-653
電話 : 025-378-0593
営業時間 : 11時〜18時
定休日 : 火曜日、水曜日
HP : https://sun000.base.shop


砂丘館

所在地 : 新潟市中央区西大畑町5218-1
電話 : 025-222-2676
営業時間 : 9時〜21時
定休日 : 月曜日
HP : https://www.sakyukan.jp/


旧小澤家住宅

所在地 : 新潟市中央区上大川前通12-2733
電話 : 025-222-0300
営業時間 : 9時30分~17時
料金 : 一般 200円、小学生・中学生 100円
定休日 : 月曜日
HP : https://www.nchm.jp/ozawake/

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