新潟に来たならぜひ味わいたい!名物料理“わっぱ飯”の元祖「田舎家」

新潟で長く愛される「わっぱ飯」。昭和31年創業の「田舎家古町本店」は、その発祥の店として知られています。曲げわっぱの中で蒸しあげたご飯の上に、鮭やいくらなど、海産物が豊富に獲れる新潟ならではのわっぱ飯の数々をいただけるほか、新潟で愛される郷土料理もたっぷり味わえるお店です。

第13代にいがた観光親善大使の矢部さんと訪れたのは、新潟市中央区にある「田舎家古町本店」。新潟の名物料理のひとつ「わっぱ飯」発祥のお店です。曲げわっぱの中で蒸しあげたご飯の上に、鮭やいくらなど、海産物が豊富に獲れる新潟ならではのわっぱ飯を楽しめます。

店内入ってすぐのところには、昔懐かしい囲炉裏を囲む、雰囲気たっぷりの席が用意されています。なんだかタイムスリップしたかのような気分になります。

田舎家さんでは、鮭、鶏、蟹などのレギュラーメニューのほか、のどぐろなどの数量限定メニュー、季節限定で牡蠣(10月〜3月)などを提供しています。

今回、矢部さんが注文したのは「鮭親子わっぱ飯」(1,980円、味噌汁、お新香つき)。数あるわっぱ飯の中でも最も人気のメニューのひとつなのだそう。曲げわっぱの中で蒸しあげられたご飯のお米は、新潟産コシヒカリを使用しています。鰹や昆布などでつくった秘伝の出汁でふっくらと炊き上げ、上に具材が載ります。

曲げわっぱで一気に蒸すことで、ご飯と食材の旨みを逃さず、魚介の臭みも消してくれるのだとか。曲げわっぱに使われている杉の良い香りがご飯にも移り、食欲をそそります!

いただきます!

おいしい!

使われているのは塩鮭ですが、塩味は控えめで食べやすく、上品な味わいです。

真ん中には、醤油漬けされたイクラがたっぷりと載っています。こちらは鮭の名産地、村上市から直送で仕入れたものだけを使用しているのだそう。一粒一粒に旨みがぎゅっと凝縮されています。

ふっくらご飯、繊細な味付けの具材、そして、ちりばめられた青のりがちょうど良いアクセントに。口の中でも混ざり合って、おいしいです!びっくりしたのは、ひとつひとつの食材の美味しさが消えることなく、存在感を保っていること。全体的に上品な味わいです。

わっぱ飯と一緒に、新潟の郷土料理が楽しめるセットメニューもあります。

「わっぱ飯セット」は、わっぱ飯と新潟を代表する郷土料理の「のっ平(のっぺ)」と「神馬藻」がセットになっています。

新潟郷土料理の代表格のひとつ「のっ平」。料理店だけでなく家庭料理としてもポピュラーな料理です。比較的濃いめの味付けである場合が多いのですが、田舎家の「のっ平」は、優しく上品な味わいです。こちらにも板前さんの技が光ります。

「神馬藻(じんばそう)」も田舎家の名物料理のひとつとのこと。出汁醤油で味付けがしてあり、少しコリコリとした食感があります。ヌルヌル感は控えめなので、海藻があまり得意でない方でも楽しめます。わっぱ飯、のっ平とよく合います!

一人旅や少人数旅行の際は、カウンター席もおすすめ。板前さんの熟練の技を目の前で見られるほか、会話も楽しめます。

「田舎家」2代目店主の吉沢寛治さん

市内屈指の老舗ならではのエピソードを語ってくれました。

吉沢さん

先代が東京・銀座の寿司店『久兵衛』で修行後、新潟へ帰郷し、まずは寿司店を開業しました。その後、わっぱ飯の専門店として当店(田舎家)を開いたんです。久兵衛での修行時代から魯山人に目をかけてもらっていたそうで、わっぱ飯をつくるとなった際、考案に協力していただいたそうです。

わっぱ飯をいただいて「上品な味わい」と思いましたが、それには理由がありました。

吉沢さん

魯山人から先代に『この店の飯は旨すぎる。味が濃いと、客に飽きられる』というアドバイスがあったそうです。開店当初は鶏ガラ出汁を使っていたのですが、魯山人のアドバイスを受けてからは、昆布出汁を基調としたあっさり目の味付けになっていったんです。

新潟の郷土料理の数々を味わうことができるのも田舎家の魅力です。お馴染みの料理や酒の肴も、熟練の板前さんがつくることで、ひと味違った味わいに。観光客はもちろん、地元のお客さんにも人気です。

今回お邪魔した古町本店のほか、駅南店もありますよ。新潟の名物料理「わっぱ飯」を楽しみたいなら、ぜひ田舎家さんへ!


INFORMATION

田舎家古町本店

所在地 : 新潟市中央区古町通9-1457
アクセス : 【車】「新潟駅」万代口より約10分、「新潟空港」より約30分
駐車場 : あり(2台)
電話 : 025-223-1266
営業時間 : 11時30分~14時 / 17時~22時30分
定休日 : 無休(12/31、1/1休業)
URL:https://inakayaniigata.owst.jp/