新潟名物「へぎそば」を食べるならココ!創業100年の老舗そば屋「小嶋屋総本店」
(2021.8.14UP)
今回ご紹介するのは、新潟で100年愛されてきた「へぎそば」。
その味を求めて、第11代にいがた観光親善大使の白井さんと「小嶋屋総本店 亀田インター店」に行ってきました。
小嶋屋総本店は新潟県十日町市にあり、100年続く老舗のそば屋。織物が盛んな土地柄から初代が織物の糊付けに使われる海藻「布海苔(ふのり)」をつなぎにして「布乃利そば」を創案したことで知られています。
直営店は県内に7店舗あり、中でも亀田インター店は新潟駅から車で10分、新潟中央ICからも近くアクセス抜群。大きな水車が目印です。
店内は古民家風のゆったりとした空間。テーブル席の他、小上がりやカウンター席などもあり様々なシーンで使われています。
厳選素材を使ったそばは、盛り付けにも手を抜かない
5回皇室に献上されたことがある布乃利そばには、北海道と地元・魚沼で契約栽培している玄そば(そばの実)を使用。
石臼挽き自家製粉で打ち上げたそばは冷水で締めた後、「へぎ」と呼ばれる四角い木の器に糸を手繰るようにして一口ずつ盛りつけられます。絹糸の束「おかぜ」をイメージした流れるような曲線は、織り目のように美しく艶やかです。
今回はへぎそばと天ぷらがセットになった「天へぎ(1,518円)」を注文しました。
天然の鰹節と昆布を使ったつゆにつけていただきます。たっぷりのつゆにくぐらせるのが小嶋屋総本店流です。
「香りがよくて美味しい!」
香りはもちろん、布海苔を使っているのでつるつるとした食感と歯ごたえが人気の理由。
付け合わせは天然エビ、きのこ、野菜の天ぷらとかき揚げ。野菜は季節によって替わります。この日はかぼちゃとオクラでした。
天ぷらはつゆにつけてもいいですが、サクサクとした食感を楽しむなら梅、抹茶、笹川流れの玉藻塩など塩をつけて。
ゴマやネギなど薬味の種類も豊富。お好みで味の変化も楽しめますよ。
わさびはつゆに溶かさず、そばにのせるのがオススメ。そばの薬味と言えばわさびをイメージする方も多いですが、十日町ではからしが主流だそうです。亀田インター店でも注文できるので気になった方はぜひお試しを。
食後は残ったつゆにそばのゆで汁を注いでいただく「そば湯」が欠かせません。薬味の「ゆず七味」を入れることでピリッとした辛味とゆずの香りがアクセントになり、そば湯の風味が一層引き立ちます。
食後のデザートにピッタリなスイーツも豊富。手作りの「とろとろ杏仁豆腐(330円)」などもオススメですよ!
人気の味をおみやげに購入
店内にあるおみやげコーナーでは、つゆや乾麺などのお土産にも喜ばれるオリジナル商品を購入できます。
定番商品だけでなく布乃利入りのそうめんといった期間限定商品もあるので、訪れるたび新たな発見がありそうです。
織物文化の歴史を感じる「小嶋屋総本店」のへぎそば。新潟を訪れた際はぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
INFORMATION
小嶋屋総本店 亀田インター店
所在地 : 新潟県新潟市中央区南長潟9番12号
アクセス
・車/亀田ICより、約1分
・電車/新潟駅より車で約10分
・バス/長潟線またはスポーツ公園線 新潟駅南口~紫竹山~弁天橋~南長潟
電話 : 025-250-5700
定休日 : 不定休(年に数回臨時休業有)
営業時間 : 11時~21時30分(L.O.21時)
席数:106席
HP : https://www.kojimaya.co.jp