菜の花畑は必見!見て、食べて、新潟の原風景を楽しめる「福島潟」

新潟市北区にあるのは越後平野を代表する潟「福島潟」。潟と名前がついている湖の中では新潟県内最大。周囲には、遊歩道やキャンプ場などがあり、水の公園として市民の憩いの場になっています。220種以上の野鳥、450種以上の植物が生息する自然豊かな自然公園で、「日本の自然百選」「にいがた景勝百選」「遊歩百選」などにも選定。新潟の原風景を楽しみたい人にはぴったりの観光スポットです。

福島潟を知るために、第13代にいがた観光親善大使の高橋さんと訪れたのは公園を望む場所にある水の駅「ビュー福島潟」。早速、館内へ。

7階建ての館内には、ミュージアムショップや休憩スペース、展望テラスがあります。3階からは全面ガラス張りになるため、360度新潟市内を望むことも。

屋上に出られる7階は福島潟が一望できる人気のスポットです。天気がいい日は屋外に出ることもできますよ。

遠くに見えるのは、雪が残る五頭連峰。3月に行われるヨシ焼きで黒くなった潟は、すぐに新しく芽吹いたヨシで緑になるんだそう。4月は桜や菜の花、初夏は新緑、夏から秋は水辺に咲く花、冬は雪景色と四季折々で絶景を楽しめます。

館内には実物大の模型や資料がたくさん。資料や映像から潟の歴史や生物について知ることができます。

福島潟は全国的にも珍しい、国の天然記念物の渡り鳥オオヒシクイの越冬地。9月下旬から飛来しはじめ5000羽以上が越冬、翌年3月にカムチャツカへ2400Kmの旅をして帰ります。雁の仲間で一番大きく、菱の実を好んで食べるそう。

オニバスは福島潟が日本北限の北限の自生地。約2mも葉が大きくなり、かつては船の通行に支障がでるほど湖面に生息していました。全国でも希少な植物で夏には可憐な花を咲かせます。

望遠鏡を使って野鳥を観察することも。年齢問わず夢中になってしまうはずです。

併設されたカフェのオススメメニューは「ひしちまき」。オオヒシクイも食べるという菱の実と新潟産のもち米を笹で包み蒸した一品。菱の実は、カフェのスタッフが潟で採って、巻いているというから驚きです。

お土産にぴったりの商品が揃うミュージアムショップも必見!野鳥や自然、福島潟にある郷土土産、マスコットキャラクターのクイクイのグッズなどここでしか手に入らない商品もあるんだそう。

新潟の伝統工芸品三角だるまが福島潟とコラボした「潟のしずく」は可愛らしい表情が特徴。オニバスやオオヒシクイなどをイメージした限定商品です。

館内で福島潟について学んだら公園へ。4月には公園の菜の花畑が満開になるため、絶景を求めて毎年多くの人が訪れます。菜の花の間を通る小道は記念写真スポットになっています。

敷地内を埋め尽くす花は圧巻。時期によっては桜と一緒に楽しめます。見上げると野鳥が飛んでいたりと福島潟らしい景色を楽しめます。

休憩交流施設「潟来亭」は、潟端の昔の民家を模して建てられていて、いろりがあるヨシ葺き屋根がまるでタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。

菜の花畑の他にも、バードウォッチングや潟散歩など手ぶらで自然を堪能できるイベントや、秋にはろうそくでオオヒシクイを歓迎する「雁迎灯」が開催されるなど季節の風情を楽しめる場所になっています。新潟に来た際は、「福島潟」で自然が織りなす絶景に癒されてみてはいかがでしょうか?


INFORMATION

ビュー福島潟

所在地 : 新潟市北区前新田乙493番地
アクセス : 【車】「新潟駅」より約30分 / 【電車】「豊栄駅」よりタクシーで約5分
駐車場 : あり
電話 : 025-387-1491
営業時間 : 9時〜17時
定休日 : 月曜(祝日の場合は翌日)年末年始
HP : http://www.pavc.ne.jp/~hishikui/index.html

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