愛され続ける、本物の味。新潟の老舗「加島屋本店」
「新潟ならではの贈り物を送りたい」「ちょっと贅沢な贈り物を」といったとき、必ずと言っていいほど選択肢に浮かんでくるのが、中央区東堀通りに店を構える「加島屋本店」の商品です。贈答用だけでなく、地域の台所としても、新潟市民からずっと愛されてきたお店です。本店では、魅力的な商品だけでなく、日常的に楽しめる惣菜や、手軽なグルメ商品なども取り揃えています。第13代にいがた観光親善大使の矢部さんと一緒にお邪魔してみました。
「加島屋本店」の創業は安政2(1855)年のこと。信濃川や阿賀野川で獲れた鮭や鱒の塩干物などを取り扱う店として創業。いまでは全国の百貨店などにも出店するようになりました。
店内に入ると出迎えてくれるのは、ずらりと並んだ商品の数々。思わず目が奪われそうに。
まず向かったのは、、、
「加島屋といえば、これ」といわれる商品のひとつ「さけ茶漬」。脂の乗ったキングサーモンをたっぷりと使った、贅沢な逸品です。
加島屋が大切にする信条「心のこもった手づくりの味を追い求め、素材を吟味し、手間を惜しまず丁寧な商品づくり」。それを最も感じさせる商品のひとつが、このさけ茶漬です。素材そのもののおいしさ、旨みを味わえる、まさに本物の味。販売開始から数十年経っても愛され続ける看板商品です。
この「さけ茶漬」が誕生したのは、昭和34年(1959年)のこと。先代(4代目)社長のお母さんが、忙しく働く息子のため、食べやすいように焼いた鮭の中骨から身をほぐしておかずにしたことがきっかけだったそうです。
おいしいさけ茶漬を安定的に作り続けるため、1990年、カナダに養殖会社を設立。ストレスを感じさせず、魚本来の食事に近い自然な餌を与えることで良質の脂がのり、おいしい鮭に育ちます。納得できる品質のさけ茶漬を提供できるようになったのは、養殖会社設立後、20年もの月日が経ってからのことだったといいます。高品質の水産食品を製造することは、実はとても大変なことなんです。
1尾1尾の鮭を大切にした製造の仕方も特長です。こちらは、ほぐした鮭の身から、細かい小骨を丁寧に取り除き、手作業で1つひとつ瓶詰めしていくところ。とてもコストのかかる製造体制ですが、こうした行程を丁寧に経ているからこそ、高品質でおいしいさけ茶漬が出来上がるのです。
キングサーモンは、切身でも販売しています。料理にも使いやすい切り身は、「さけ茶漬」と並ぶ加島屋の人気商品のひとつ。12月になると「新巻鮭(あらまきさけ)」も店頭に並ぶようになります。こうした季節を感じさせる商品も、加島屋を訪れる楽しみです。
キングサーモンを使った燻製をはじめ、厳選した海の幸をたっぷり使用した「海の幸アヒージョ」や、「焼き牡蠣のオイル漬け」など、おつまみにもぴったりな商品も。
※価格は2023年1月現在のものです。
新潟県内の地酒やワインも販売しています。加島屋の人気商品とセットになった商品も用意されているので、お酒好きの方に贈り物をする際は、とても便利。もちろん、自分で好みの商品を選んで贈ることも可能です。
こちらはフリーズドライの商品です。凍結させた食品を真空状態で乾燥させているので、作りたての旨味がそのまま閉じ込められており、手軽に本格的な味を楽しめると人気の商品です。お湯はもちろん、水をかけるだけでも戻るので、冷やし茶漬けとしてもおいしくいただけます。
日常の食卓を彩る「地域の台所」としても地域の方から愛されています。店舗に入って右側は、惣菜や鮭の切身パックや数の子など冷蔵食品を扱うコーナーになっています。夕方になると、地元市民の方で大賑わいに。
加島屋本店だけでしか買えない、おすすめ商品も!本店を訪れたなら、ぜひ購入していただきたいのが惣菜です。こちらは、その中でも1番人気の「キングサーモンコロッケ(195円 / 1個)」。
その名の通り、中身の具材にキングサーモンのフレークをたっぷり使ったコロッケなんです!ぎっしり詰まったじゃがいもとも好相性。
濃厚なじゃがいもの味わいとともに、ほんのりとフレークの味がして、とてもおいしいです。ソースや塩などをかける必要がないほど。素材本来の味を感じられるので、そのままいただくのがおすすめの食べ方です!
※販売はテイクアウトのみ。特別な許可を得て撮影しています。
こちらは、コロッケと並ぶ人気商品の鮭の昆布巻です。鮭の中骨を昆布で巻き、醤油・だし汁などでじっくりと煮込んだ新潟の郷土料理で、とくにお正月の時期に欠かせないひと品です。この昆布巻きに使われているのも、こだわりのキングサーモン。キングサーモンコロッケと鮭の昆布巻は加島屋本店の中でも特に人気のため、早々に売り切れてしまうことも。
おいしい商品の数々だけでなく、忘れてはいけない存在があります。それが、加島屋さんのバッグ!もしかすると、新潟県外にお住まいの方も、一度は見たことのある方がいるかもしれません。少し光沢があるのは、なんと、撥水コーティングが施されているため。「天候が優れないことの多い歳末期などでも大切な商品が濡れないように」という心配りから誕生しました。頑丈さもあって、中には日常使いする方も。遠くから見ても「加島屋さんのバッグ」とひと目でわかるブランド性も魅力です。
こだわりのキングサーモンを贅沢に使った商品の数々と、日常的に楽しめる、おいしい惣菜。「新潟らしい、おいしい贈り物を送りたい」「ちょっと贅沢に食卓を彩りたい」など、様々なニーズに応えてくれるのが、加島屋本店の魅力です。ぜひ一度、足を運んでみてください。
INFORMATION
新潟加島屋本店
所在地 : 新潟市中央区東堀前通8番町1367
アクセス : 【車】「新潟駅」万代口より約10分、「新潟空港」より約30分 / 【徒歩】「新潟駅」万代口より約20分
駐車場 : 提携駐車場あり。本町側にも若干の駐車スペースあり。
電話 : 【フリーダイヤル】0120-00-5050 / 【代表電話】025-229-0105
営業時間 : 【1月〜11月】10時~18時 / 【12月】10時〜19時
※電話受付時間は9時から
※1月、2月、3月31日、祝日・日曜日営業時は17時まで
定休日 : 日曜日(中元期・歳暮期は日曜日も営業)
URL:https://www.kashimaya.jp/