「古町柳都カフェ」で花街の魅力を気軽に堪能

(2021.9.1UP)

京都祇園と並び称される日本有数の現役花街「古町花街」。その歴史は古く、新潟の湊が賑わいを極めた江戸時代、日本中から集まった人々を古町芸妓がもてなしました。それから200年経った今も、伝統と磨き抜かれた芸は受け継がれています。

そんな新潟の花街文化を気軽に体験できるのが、2018年6月にオープンした「古町柳都カフェ」

今回は、第11代にいがた観光親善大使の木村さんとお店の魅力をお届けします。場所は中央区古町。料亭や歴史的建造物が立ち並ぶ「東新道」にあります。

カフェが入る旧「美や古」は昭和初期に建てられ、2006年まで営業していた待合茶屋。竹財や銅板の使用など随所に数寄屋風の意匠を感じられます。

歴史ある待合のお座敷で一服

1階のカフェスペースでは、抹茶やコーヒー、紅茶などをいただけます。

飲み物を運んでくれるのは、お座敷で活躍する芸妓さん。この日は、ひろ佳さんが抹茶を点ててくれました。

抹茶セット(800円)。※干菓子は季節によって変化します。

香りが良くほんのり苦味のある抹茶には、和三盆を使った甘い干菓子がよく合います。

稽古着姿の芸妓さんと話せるのがこちらのカフェの特徴。ひろ佳さんのフレンドリーさに自然と会話が弾みます。

ひろ佳さん「幅広い年齢のお客様に来ていただくので、食べ物の話や、アニメや漫画の話だったり様々な話題を持つようにしています。」

お店に立つ芸妓さんは交代制なので、訪れるたびに新たな出会いがありそうです。

お座敷で優雅な舞を鑑賞

普段は稽古の場所としても使われているこちらの建物。2階のお座敷では、土曜日限定で舞を鑑賞できます。

踊るのはさつきさん(左)、和香さん(右)。新潟の一流料亭やホテルの宴席などで活躍している古町芸妓さんです。

優雅な姿に木村さんもうっとり。

この日は新潟の四季を唄った「春、夏」と「新潟小唄」を披露。演目は季節によって変わります。感染症拡大のためマスクをつけていましたが、時期によってはマスクを外すことも。鑑賞後は、芸妓さんと記念撮影もできますよ。

おみやげにはオリジナルコラボグッズがオススメ

風呂敷(1,100円)や芸妓さんがブレンドしたコーヒー(216円)などオリジナルコラボグッズもあるので、お土産にもオススメです。

花街の魅力を気軽に堪能できる「古町柳都カフェ」。新潟市を訪れた際は、古町で優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?


INFORMATION

古町柳都カフェ

所在地 : 新潟市中央区古町通9番町1462
アクセス
・車/磐越自動車道「新潟亀田IC」より車で約20分(周辺駐車場をご利用ください。)
・バス/みなと循環線 新潟駅万代口~古町~西堀通八番町下車後、徒歩約10分 
電話 : 025-222-2237
営業時間 : 平日(月~金曜)13時~15時
古町芸妓の舞 鑑賞タイム
日時 : 土曜日13時~(20分程度)
料金 : 1人1,000円
参加方法 : 2日前までに電話予約
※希望者が2名以下の場合は開催しません。また都合により開催できない日があります。
HP : https://furumachi-sangyou.jp/cafe/